昨年はブラックデスの株を見つけ再生を試み、見事に復活させることができたことを昨日のように思い出します。
去年のちょうど今頃から復活に向けて取りくみ、試行錯誤しながらも新しい葉が出てつぼみが膨らみ花が咲いた時の喜びは今も忘れません。
新葉が伸びて夏が過ぎ、今年もクリスマスローズの新芽が出るころとなりました。
葉焼けと灰色カビ病の違い
あの復活に成功したクリスマスローズは、無事に今年2022年の夏を越えることができました!
しかし、またもや葉が…
緑の葉が黄色っぽくなって、葉っぱのふちから色が茶色く変わっています。
これは葉焼けなのでしょうか?
それとも灰色カビ病?
どっちでしょう。
撮影:2022年10月初旬
灰色カビ病の場合、葉の先端や縁に褐色~灰褐色の湿った病斑が生じ、根茎まで腐敗が進行すると枯死することもあります。
コレは大変と
早速調べてみました。
●直射日光に当たる場所に置いているなら葉焼け
●雨ざらしになったことがあったり土がいつもジメジメしているなら灰色カビ病
というのがわかりました。
関連記事:クリスマスローズの病気と害虫
我が家の庭は南向きで日差しはかなり強いです。
庭には落葉樹の木を植えていて、その木陰にクリスマスローズの鉢を置いています。
復活したクリスマスローズは、夏の太陽を遮る木陰に置いていましたが
太陽の向きによっては、モロに太陽の日差しを浴びることも多いです…
雨ざらしは当たり前で、クリスマスローズの大きな葉がわんさか茂っていたため、
水やりは葉をかき分けて根元に当たるように気をつけていました。
水やりは午前中に、夏場は鉢の下からながれでるように
たっぷりやっていました。
ただ鉢が水はけの悪いプラスチックということで正直 不安もありました。
水切れを起こさないようにたっぷりやっていましたが
土がジメジメするほど水を与えていたとは思えません。
なので、この状態は「葉焼け」という結論に至りました。
そして、もうひとつの株はどうでしょう。
かなり悲惨な状態です(゚Д゚;)
葉茎も葉っぱも茶色から灰色。いかにもな感があります。
灰色カビ病なら見つけしだい患部を切除し殺菌剤を散布した方がいいようなんですけどね。
しかし、どうみても「葉焼け」のようなのです。
葉焼けが進むとそのうちに、薄い茶色の部分から濃い茶色になり、それから黒になり、白く枯れたようになってボロボロになっていくということがあります。
その状態に似てるのですよね~!
なので、こちらも「葉焼け」だと思われます。
葉焼けは病気ではなく、時期になると花茎は枯れていくものとして傷んだ葉はカットしていくといいですね。
※もし灰色カビ病だったら、病変部分を切り取って用土を乾き気味にしないといけません。
表土には病原菌がいるので土を数センチ掻きだして新しい用土と入れかえ、ベンレートなどの細菌剤1000倍液をたっぷり土にかけるといいでしょう。
葉焼けの作業にとりかかる
さっそく復活したクリスマスローズの傷んだ葉を切り落とすことにします。
切り落とした葉っぱです。
葉茎もしっかりしていてきれいですね。
そしてカットした後はこうなりました。
葉っぱがわんさか茂り葉をかき分けないと見えなかった新芽が顔を出しました。
傷ついた葉茎をバッサリ切り落としたので、スッキリなって、太陽の光も根元までサンサンと降り注いでくれます。
そしてもうひとつの鉢のかなりヤバかったクリスマスローズも葉焼け部分もバッサリ切り落としました。
最後は4月に鉢をひとまわり大きくした
他の株はどうにかきれいな葉を残していますね。
そして根元からは新芽も出てきています。
これも大きな葉は切って新芽に栄養が行くようにしようと思います。
10月末のクリスマスローズはこうなっています
10月下旬のクリスマスローズの状態です。
まずは、鉢がプラスチックの復活を試みたクリスマスローズです。
葉っぱの色もきれいですよね。
撮影:2022年10月27日
次は悲惨な状態の「葉焼け」のクリスマスローズです。
キレイな新葉が毎日成長しています。
最後に葉は比較的きれいだったにも係わらず、
新芽に日差しが行くようにカットしたクリスマスローズです。
以上!「葉焼け」の対策をした10月末のクリスマスローズでした。
参考になれましたら幸いです。
まとめ
今回は「葉焼け」と「灰色カビ病」の違いを調べ、その対処法を実行しました。
「灰色カビ病」と思ってたクリローは、2鉢とも「葉焼け」だとわかり、さっそく傷んだ葉を切り落とし、スッキリさせました。
風通しもよくなり、太陽の光もしっかり根元に届くでしょう。
現在きれいな新葉や新芽は日々成長し、クリスマスローズの咲く時期まで頑張ってくれると思います。
コメント