クリスマスローズの花色や咲き方 花の形や模様は様々で多彩。

八重咲のゴージャスなクリスマスローズ クリスマスローズの花色や花形

クリスマスローズは咲き方や花色、花形、模様などに
同種の植物とは思えないほど多彩な表情を持っています。

ひとつとして同じものがないといわれるほど、
豊かな表情をもつクリスマスローズは、好みの品種がきっと見つかるはず。

クリスマスローズの花色や咲き方、花弁の形状や模様などについて解説します。

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クリスマスローズの花色

クリスマスローズの花色は、

白、緑、黄、オーレア(黄金色)、アプリコット色、ピンク、赤、紫、黒 などがあります。

中間的な色合いも多く、黒花でも、赤黒色、黒紫色、青黒色 と色調に幅があります。

交配種は栽培環境(主に気温)や株の充実度合いによって花色が変化し、特に開花1年目と2年目以降とでは、花色の濃度が異なる場合が多いようです。

クリスマスローズの花の咲き方

クリスマスローズの咲き方は、ガクの重なりによりシングル咲き、セミダブル咲き、ダブル咲きの3種類に大別できます。

シングル咲きは花弁の色や模様、質感を堪能するにはピッタリのシンプルさが魅力。

セミダブル咲きやダブル咲きは、ネクタリー(蜜腺)が進化しているのが特徴で、弁化したネクタリーがフリル状のものや筒状になったものなど多彩でボリュームのある花姿を楽しませてくれます。

シングル咲き(一重咲)

原種と同じ様に、クリスマスローズ本来の咲き方になります。

一重咲きで、本来の花弁が退化しネクタリー(蜜腺)になっているため、シンプルな花形なので模様の美しさが際立ちます。

花弁の数は5本が基本ですが、1~2枚の増減がある花が咲くこともあり、楚々とした印象の花が多いです。

セミダブル咲き(半八重咲き)

セミダブル咲きには、ネクタリー(蜜腺)が筒状のものと、平らなタイプのものがあります。

筒状タイプ

半八重咲き。ネクタリー(蜜腺)が弁化(花弁のように平らになること)して、筒状になっている。この部分に色や模様が入り個性を発揮。別名アネモネ咲きといわれる。

平らなタイプ

半八重咲き。ネクタリーの弁化が進み、ダブルに似た花形になっている。弁化したネクタリーを小花弁と呼ぶ。セミダブルの小花弁は時間が経つと散る。

ダブル咲き(八重咲き)

八重咲き。ガク片が多弁化したものと、ネクタりー(蜜腺)が多弁化したものと2種類があり、重なる花びらがゴージャスな雰囲気といえる花です。

クリスマスローズの花弁の形状

クリスマスローズの花弁はバラのように丸みを帯びた丸弁や、
剣弁といって花弁の先端がとがってるものなどの種類があります。

剣弁

花弁の先端が尖っています。

花弁の幅はさまざまで、花弁同士が重ならないタイプもあります。

丸弁

花弁の縁が丸くなっています。

花弁が幅広いものが多く、花全体で見ると丸型に見えます。

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クリスマスローズの花弁の模様

クリスマスローズの模様は個性的なものが多く、株ごとに違った表情を見せてくれるのも大きな魅力ですが、

交配を重ねることで、より複雑な模様や花形が生まれることもあります。

交配種(ガーデンハイブリット)は、品種名がつていないので花色と花形と模様で表現されます。

花弁への模様の入り方には傾向があり、5~6枚ある花弁のうち、外側2枚はスポット(斑点)がやや薄く、グリーン色が濃くなることが多いのが特徴。

スポット

花弁に小さな斑点が入る。斑点の色はピンク、赤、茶、黒、紫など。斑点の入り方も密集していたり、散らばっていたり、花弁の一部だけに入るものや花弁全体にはいるものなど様々。

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リバーシブル

花弁の内側と外側の色が異なります。

花を眺める角度によって違うイメージが楽しめるのが魅力です。

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ペイン

花弁の中心から外側に向かい、四方に広がるように脈のような模様が入ります。中には血管が走ってるように鮮やかに見えるものもありますよ。

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ネット

花弁にスポットとベインが一緒に入ってるタイプです。2種類の模様が重なるように入るため、網目のように見えます。

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フラッシュ

花の心部から花弁の縁に向かってスポットが蜜に入ります。花を正面から見るとスポットの部分が星形に見えるのが特徴です。

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バイカラー

花弁の表側の色が2色が混ざり合ってるタイプ。一枚の花弁の中で色の変化を持つものと一枚づつ異なるものがあります。

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ダークネクタリー

ネクタリー(蜜腺)がダークカラー(黒、紫、赤など)のものを指します。花弁の色とのコントラストを楽しむことができます。

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ピコティー

覆輪のタイプで、花弁の縁にそって花弁よりも濃い目の色が線状、または帯状に入ります。縁取りが細いタイプは繊細な印象になります。

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ブロッチ

スポットよりも大きめの斑点が密に重なり、斑入りのように見えるもので、密度の違いによって印象も変わります。

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無地

花弁、または蜜腺に模様が何も入らないタイプで、
欧米では一般的にプレーンやクリアともいわれて、花色そのものを楽しむことができます。

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クリスマスローズの花の咲く向き

クリスマスローズは咲く向きによって、
下向きと上向きに分けることができます。

下向き

下を向いて、うなだれて咲く花。
交配種のもとになった原種の多くは小花柄が長く、下向きに咲きます。

クリスマスローズの特徴といえば、恥ずかしそうにうつむき加減に咲く下向きの花といえるでしょう。

上向き

花が横向き、あるいはやや上向きに咲く花ですが、品種改良によって上向きに咲く花が増えています。花の模様が観察しやすく華やかに見えますが、あまり上向きになると雨に濡れて傷みやすくなります。

クリスマスローズの花の大きさ

クリスマスローズの花は、一般的に

花径4cm未満を小輪、
花径4cm以上~6cm未満を中輪、
花径6cm以上を大輪

と呼ぶことが多いようです。

まとめ

クリスマスローズは花色や花形、花弁の模様、葉の形、花の向きやお大きさなど、ひとつとして同じ花はできないといわれています。

園芸家の活躍で新しいタイプの花が次々作られているようで、ますます「自分だけのクリスマスローズ」を選びやすくなり楽しみですね。

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