1月のクリスマスローズの手入れと管理

楚々とたたずむクリスマスローズ クリスマスローズ12ヶ月栽培ナビ

一年でも寒い時期の1月は、クリスマスローズの開花株や開花見込み株の蕾が大きく膨らんできます。

特に今年のような暖冬の年だと、1月下旬頃から多くの株が開花し始め、日当りの良い場所で管理してる鉢植えが、真っ先に開花したり、また昨年に撒いた種は1~2月に発芽します。

いよいよ、クリスマスローズ全盛期がすぐそこまで来ていますね。

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1月の作業

古葉切り

クリスマスローズを美しく咲かせるには「古葉切り」という作業が必要で、読んで字のごとく前シーズンに展開した古い葉を切っていく作業のこと。開花株と開花見込株にだけ行います。

展開後1年近く経過した葉は周りが縮んだり黄色や黒くなって、かなり傷んでる状態なので、葉柄の基部を3cm程度残して切り取ります。

古葉切りを行うと、株元に日がよく当たり、風通しもよくなるので、糸状菌による病気の発生が減るほか、開花も早まるとされています。ただし葉がきれいな状態であったり、 冬に葉を鑑賞したい場合はそのままでもOKです。

適期は11月下旬~12月ですが、この時期に作業を行っていない場合や、新たに入手した開花株に古葉が残ってる場合は、この時期1~2月に行うとよいです。古葉切りでは、病気のまん延を防ぐため、ハサミは1株ごと殺菌して使います。

なお、積雪の少ない寒冷地では、古葉が寒風よけになるので、傷んでいても切らないで残し、反対に積雪の多い寒冷地では、雪の下に長期間埋まってると葉が腐るため、古葉切りを行います。

マルチング

マルチングを知ってますか?

Wikipediaでマルチングを調べてみると、 「畑の表面を紙やプラスチックフィルム等で覆うこと。被覆資材の種類や被覆方法によりさまざまな効果が得られる。」と説明されています。

植物の苗の株元に藁や黒いビニールが敷いてある光景を見たことありませんか?あれがマルチングですね。

クリスマスローズの庭植えの場合、表土が硬く締まってる場合は、有機物を補給するため12~1月に株元にマルチングを施します。株の周囲を腐葉土やバークチップなどで半径40~50cm、厚さ3~4cmに覆います。

マルチングの効果は土の温度を上げたりその保温であったり、水の蒸発や害虫、病気を防いだりと数多くあります。寒風が当たる場所、積雪が少ない寒冷地では、花芽の保護のためクリスマスローズの鉢植え、庭植えにマルチングを施しましょう。

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1月の管理 鉢植え

鉢植えは風通しのよい日向に置く

クリスマスローズの鉢植えは寒風が直接当たる場所や、エアコンの室外機の前などは避けて、株元に陽ざしを良く当てるようにします。

クリスマスローズは本来寒さに強い植物なのですが、栽培環境が大きく変化すると飼育に影響を受けます。12~2月に出回る開花株は、温室などで管理されたものが多いので、寒さにあまり慣れていません。

いきなり寒さに当てると花柄が倒れるおそれがあるので、入手後数日間は、夜間のみ玄関のなかなどに取り込み徐々に寒さにならしていくといいでしょう。

水やり

用土の表面が乾いたら水分が用土全体にいきわたるように鉢底から流れ出るまで水をたっぷりと与えます。

水やりは、気温の低い早朝や夕方を避け午前中に行うようにするといいですよ。空気が乾燥していても気温が低いので、用土が乾きにくくなります。

寒さで凍結すると花柄が倒れることがありますが、水切れを起こしているわけではありません。枯れたのかと驚いて、水を与えてしまいそうですが、与えないようにします。日中、暖かくなれば自然と元に戻ります。

肥料

液体肥料を10日に1回やります。

リン酸分の多い液体肥料(N-P-K=5-10-15など)を10日に1回、規定倍率で水やり代わりに施します。

おススメはハイポネックスです。

雨の日は避け晴れた日の午前中に、用土全体にいきわたるように、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと施します。

12月上旬に置き肥をしていない場合は1月上旬にリン酸分の多い暖効性化成肥料(N-P-K=8-12-10など)を施します。

暖効性肥料はプロミックが人気です

プロミックは肥効期間が2ヶ月程度持続するので、次回は3月上旬に施すといいでしょう。

病害虫の防除

1月の害虫の管理は特にありません。

1月の管理 庭植え

水やり

要りませんが、雨が当たらない場所には必要に応じて水を与えます。

肥料

要りません

苗の管理

撒いたタネ 発芽苗

昨年、まいた種が1~2月になると発芽し双葉を展開します。
霜や凍結、寒風を避け風通しのよい日向で管理し、冷え込む夜間は玄関に入れたりして管理します。

双葉が展開したら、リン酸分の多い液体肥料(N-P-K=5-10-5)などを、10日に1回、既定の倍率に薄めて水やりかわりに施します。

5号未満の苗

風通しの良い日向で管理リン酸分の多い液体肥料(N-P-K=5-10-5)のハイポネックスなどを、10日に1回、既定の倍率に薄めて水やりかわりに施します。根詰まり気味になっていたら2月に植え替えましょう。

まとめ

我が家のクリスマスローズも、落ち葉を掻きわけると中から膨らみかけたクリスマスローズの蕾が出てきました。

我が家の1月のクリスマスローズ

1月の作業は古葉切りとマルチング。我が家のマルチングは枯葉です^^
鉢植えは風通しのよい日向に置いて、週に1~2回の水やりと10日に1回の液体肥料を施していきます。

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