クリスマスローズは原種と交配種の2種類に分けられ、さらに株姿によっても有茎種と無茎種に分けられます。
さらに、クリスマスローズは初心者でない限り交配も比較的に簡単にできるため、自分で交配を繰り返していくうちに「有茎種」なのか「無茎種」なのか区別がつかない種類も出てくるようになります。そして、それらは「中間種」と呼ばれています。
ここでは、有茎種と無茎種の違いや見分け方について解説しています。
有茎種とは
有茎種は太い茎が立ち上がり葉が付き、その頂部に花をつけます。
葉はほとんどが常緑の品種で、根茎は未発達で細い根が生えます。
画像:書籍 ガーデン&ガーデン「はじめてのクリスマスローズ」より
代表的な有茎種
ヘレボルス・リヴィダス
ヘレボルス・アーグチフォリウス
ヘレボルス・フェチダス
ヘレボルス・ニゲル
ヘレボルス・ヴェシカリウス
ヘレボルス・ステルニー
ヘレボルス・エリックスミシー
有茎種の育て方
有茎種は無茎種と比べ茎が太く草丈が高くなります。
H.フェチダスは約1m
H.アーグティフォリウスは約60cm
H.リビダスは低くて30cm程度ですが、無茎種より大きく育ちます。
有茎種は太い茎が立ち上がり葉が付き、その頂部に花を咲かせます。クリスマスローズの育て方では「花が終わったら茎の根元から3cmほど残して切る」と専門書ではいわれていますし、当サイトでも紹介しています。
しかし、有茎種は少し違うみたいです。花が終わると花は摘みますが、葉っぱが黄色くなって枯れこむまでは、茎は切らず、葉っぱが黄色くなってから、根元から切るようにするようです。
また、有茎種の茎は太いですが、冬の寒風や積雪でポキっと折れることがあるようで、有茎種は支柱をするようにするといいそうです。
私は有茎種を育てたことがないので、知りませんでしたが、こちらのサイトで知ることができました。ありがとうございます^^
無茎種とは
無茎種は、茎の根元から花柄(花を咲かせる茎)や葉柄(葉になる茎)を伸ばします。つまり、株元から葉と花が別々の茎から生えてきます。根茎は丈夫で太い根が生えます。
画像:書籍 ガーデン&ガーデン「はじめてのクリスマスローズ」より
茎がないので、突然、土の表面に赤っぽいつぼみを見つけたりして驚きます。ぷくっと膨れた新芽からつぼみが顔を出すイメージです。
常緑のものがほとんどですが、中には落葉する原種も見られます。
一般的に販売されてる交配種の苗は、ハイブリッドやオリエンタリスで無茎種タイプが多いとされています。
代表的な無茎種
ヘレボルス・アトロルーベンス
ヘレボルス・グッタツス
ヘレボルス・ボッコネイ
ヘレボルス・クロアチクス
ヘレボルス・デュメトラム
ヘレボルス・リグリクス
ヘレボルス・ムルチフィダス
ヘレボルス・オドルス
ヘレボルス・オリエンタリス
ヘレボルス・プルプラセンス
ヘレボルス・チベタヌス
ヘレボルス・トルカータス
ヘレボルス・ヒブリダス
ヘレボルス・アブカシクス
ヘレボルス・コーカシクス
ヘレボルス・プルプラスケンス
ヘレボルス・キクロフィルス
ガーデンハイブリット
無茎種の育て方
一般的に販売されてるクリスマスローズはガーデンハイブリッドの無茎種が多いとされています。
クリスマスを育てるために、色々調べていくと辿りつくところは大抵が「無茎種。よってクリスマスローズといえば、一般的に「無茎種」のことを指すと思われます。育て方はカテゴリーの「育て方」を参考にしてください。
まとめ
有茎種と無茎種の違いと見分け方は判りましたでしょうか。
クリスマスローズは同じ花が2つとないといわれています。交配を繰り返すと世界で一つだけの自分のクリスマスローズを作ることもできます。
有茎種と無茎種の交配もあったりして、その中間種もあるようです。
私は無茎種のクリスマスローズを大事に育てていますが、まだまだ知識不足で日々勉強中です^^
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