7月のクリスマスローズの手入れと管理

木陰に咲くクリスマスローズ クリスマスローズ12ヶ月栽培ナビ

梅雨が明けると日本では一気に気温が上がり、猛暑日や熱帯夜が続き、それによって雑草も勢いを増し、瞬く間に大きくなったり増えたりします。

このころのクリスマスローズは安定期に入り、秋冬に向けてゆっくり根は成長し花芽分化が進んでいますから、雑草をこまめに抜き取り季節外れ(5~11月)に咲いた花はすぐに切り取りましょう。

暑さに弱いクリスマスローズの株を消耗させないように注意していく季節といえます。

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7月の作業

このころの作業はとくにありません。

7月の管理 鉢植え

置き場

6月と同じです。日差しが強くなってくるので葉焼けを防ぐため、タープや遮光ネット、すだれなどを活用し、梅雨明け後は日当たりを改めて確認します。

夏は木陰から漏れる光がある風通しのよい半日陰に置いて、鉢の下にレンガやトレーなどを台にして、地面やタイルの上に直には置かないようにします。

特にフェチダスは地上部の背が高いわりに根が貧弱で、高温多湿を嫌うので、ほかの種類以上に雨の当たらない軒下など涼しい場所に移動させます。

水やり

梅雨明け後は水切れを起こしやすくなり、水やりは毎日必要な場合もあります。

土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。朝、水やりをして乾きが激しいようなら夕方にもやりましょう。

用土を極端に乾燥させてしまった場合は水を大量に与えても、なかなか用土全体に水分が浸透しません。水を与えた後、少し時間を空けて再度、水やりを行うといいようです。

特に根詰まりを起こしてる株は用土に水分が浸透しにくいので、水を入れたバケツに鉢ごとつけて給水させます。日中に水切れを起こした場合は、すぐに日陰に移動させ水をたっぷりと与えるようにします。

葉が全部枯れているように見えても、根が生きていれば秋に新しい葉を出し始めることもあります。しなびて茶色く変色した葉を切り取り、真水から始め、徐々に活性液を混ぜて水やりしてみてください。

ただし、成長のエネルギーが葉に注がれるため、花数が少なくなったり、まったく咲かない場合もあるようです。

熱帯夜が続く地域や、熱がこもりやすいベランダに置いて栽培してる場合は、夕方の6時から7時に葉水や打ち水を行うと気化熱(水が蒸発する時に熱を奪う)によって周囲の温度を下げ株の消耗を防ぐ効果があります。

葉水の目安は、葉の表面全体が濡れる程度にして、できればすのこなどの上に間隔をあけて鉢を並べます。

肥料

6月~9月の秋雨が終わるまでは、株が消耗しやすいので10日に1回、活力剤を施します。

活力剤のハイポネックスリキダス

病害虫の防除

梅雨の間は、灰色カビ病、うどん粉病、べと病、軟腐病、アブラムシ、ハダニ、ハモグリバエの幼虫(エカキ虫)が発生します。

【関連記事】クリスマスローズの病気と害虫 

灰色カビ病、うどん粉病、べと病は、見つけ次第患部を切り取り、殺菌剤を散布して風通しの良い場所で管理します。殺菌剤の散布は気温が高い日を避けて行います。気温が上場すると、軟腐病が発生しやすくなります。

アブラムシは殺虫剤でハダニは殺ダニ剤で防除します。ハモグリバエの幼虫(エカキムシ)が葉を食害するのでみつけしだい捕殺します。

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7月の管理 庭植え

水やり

要りませんが、雨が直接当たらない軒下などの場所では、必要に応じて水やりします。

熱帯夜が続く地域では夕方に打ち水をして株の消耗を防いだ方がいいでしょう。

肥料

要りません。

7月の管理 苗

保管中の苗、まいたタネ

6月と同じです。

5号未満の苗

6月と同じです。

まとめ

私が住んでる関西は、昼だけでなく夜でもとにかく暑いです。6月~9月初旬あたりまで、カンカンと日が降り注ぎ残暑も厳しく、最初に買った鉢植えのクリスマスローズは夏越しが上手にできず、枯らしてしまいました( ノД`)

今は小さな玄関前に地植えでクリスマスローズを育てていますが、鉢植えと比べ管理は簡単です^^ 今年、新たな八重咲のクリスマスローズが仲間入りしました。植えるスペースがないので、もっぱら鉢植えですが、今年は夏超しが上手にできるように頑張りたいと思います。

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