12月になるといよいよクリスマスローズの季節に近づき、
花芽が伸び、蕾が確認できるようになります。
12月下旬には、すでに開花する株もあり、
市場にはクリスマスに合わせて早めに咲かせた株も出回るようになります。
冬~早春の彩の少ない季節に花を咲かせるクリスマスローズ。
シーズンが近づきクリスマスローズの手入れがさらに楽しみになる季節といえます。
12月の作業
古葉切り
11月下旬~12月は、開花株や開花見込み株の傷んだ古葉を切り取る作業をします。
マルチング
庭うえで表土が硬く閉まってる場合は、
有機物を補給するために12~1月に株元にマルチングをしましょう。
寒風が当たる場所、積雪が少ない寒冷地では花芽の保護のため、鉢植えや庭植えの株元にマルチングを施します。
※マルチングは作物の根本をビニールなどで覆って蒸発を防いだり、防寒したり、雑草の発生を防ぐこと。クリスマスローズは、主にワラや腐葉土などを利用します。
12月の管理 鉢植え
置き場
風通しのよい日向で管理します。
12~2月に出回る開花株は室温などで管理されたものが多いため、寒さに慣れていません。
なので、いきなり寒さに当てると花柄が倒れる恐れがあるので、入手後数日間は、夜間のみ玄関などに取り込み、徐々に寒さに慣らていくようにします。
水やり
水やりは週に1~2回やります。
この時期は空気が乾燥しても気温は低いので、用土が乾きにくくなるため、晴れた日の午前10時頃までには行いましょう。
肥料
水やりと一緒で晴れた日の午前中に、リン酸分の多い液体肥料(N-P-k=5-10-5など)を10日に1回、既定の倍率で水やりの代わりに施します。
用土全体にいきわたるように、鉢底から流れ出るようにたっぷりとやります。
さらに、12月上旬には、リン酸分の多い暖効性化成肥料(N-P-K=8-12-10など)を置き肥として施します。
暖効期間が2ケ月ほどあるプロミックがおススメです。
ただし、11月上旬に施してる場合は要りません。
また、10月に施した置き肥のカスは取り払います。
病害虫の防除
灰色カビ病は見つけ次第患部を切り取り、
殺菌剤を散布し、その後風通しのよい場所で管理します。
12月の管理 庭植え
水やり
水やりは不要です。
ただし、軒下など雨が直接当たらない場所では、必要に応じて水やりします。
肥料
要りません。
12月の管理 苗
まいたタネ
軒下など、雨が直接当たらない明るい日陰で管理します。たとえ、地上に芽が出ていなくても地中では初根しています。
霜や寒風を避け、用土の表面が乾いたら、たっぷり水やりします。糸状菌による病気の予防に、月に1回 殺菌剤を散布するとよいようです。
5号未満の苗
風通しのよい日向で管理します。リン酸分の多い液体肥料(N-P-k=5-10-5など)を10日に1回、既定の倍率で水やりの代わりに施します。
さらに、リン酸分の多い暖効性化成肥料(N-P-K=8-12-10など)を置き肥として12月上旬に施します。
暖効期間が2ケ月ほどあるプロミックが人気です。
まとめ
寒い季節ですが、確実にクリスマスローズは生育を重ね、
促成栽培で育てられたクリスマスローが市場に出回り始めます。
寒い朝に、庭の手入れをしながらクリスマスローズの成長が益々楽しみになってくる季節。
クリスマスローズのシーズンはもうすぐです。
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