ガーデンハイブリッドの意味と名前の由来や特徴!

スポットが入ったガーデンハイブリッド クリスマスローズの花名の由来

日本の園芸店で販売されてる交配種の苗はほとんどが、無茎種タイプが多いガーデンハイブリッドといわれています。

ハイブリッドとは交配種のことを指し、わかりやすく言えばクリスマスローズ(ヘレボレス)の雑種になります。品種名がつていないので花色と花形と模様で表現されます。

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クリスマスローズ(ヘレボレス)は原種と交配種の2種類に分けられ、さらに、株姿によって有茎種と無茎種に分けられますが、

日本で一般的に普及しているのは無茎種の交配種で、学名をブリドゥス(H.Xhybridus)といって、以前はオリエンタリスと呼ばれていました。

ガーデンハイブリッドの名前の由来

昔は、交配種の親が原種のオリエンタリスが多様されていたためオリエンタリスと呼ばれていましたが、交配種の原種はオリエンタリスだけではなく、原種と同じ名前を交配種に付けることによって、誤解を招くこともあるため、次第にオリエンタリスと呼ばれなくなっていきます。

現在は代わりの名称として「ガーデンハイブリッド」という呼び名が使われるようになりました。

ガーデンハイブリッドの呼び名のわけは、英国のアシユウドナーセリーで作出した交配種に、「アシユウドガーデンハイブリッド」という品種名がつけられていることに由来しています。

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ガーデンハイブリッドの特徴

園芸店で市販されてる交配種の苗はほとんどが、無茎種タイプが多いガーデンハイブリッドといわれています。ヘレボレス・ヒブリドゥスと呼ばれる、無茎種の原種を交配させて生まれたグループです。

また同じ交配種でも有茎種の原種を交配してできたグループもあります。

有茎種
茎の伸長とともに太い茎が立ち上がって葉がつき、その先に花をつける。

無茎種
茎の根元から花柄(花を咲かせる茎)や葉柄(葉になる茎)を別々に伸ばす。

【関連】有茎種と無形種の違いと見分け方

葉は常緑のものがほとんどですが、中には落葉する原種もあったり、花の形も模様も草姿もバラエティーに富んでいて、親株とまったく同じ形質が現れるのはマレです。

ガーデンハイブリッドは交配種の実生(タネ)で作られるため、同じ親から採取されたタネであっても、花色など全く異なった形質のものが出現し、交配を重ねることで、より複雑な柄や花形が誕生することもあり、そのバリエーションは果てしなく、特定の形質を固定することが難しいとされています。

実生で花色や花形を固定して作りだしていくには十数年の気が遠くなるほどの年月が必要とのことも。

そういうことで、一般に園芸店では花色別に販売されてはいますが、品種名がつけられているものが、ほとんどないという理由が納得できますね。

まとめ

一般的に日本の園芸店で販売されているのは、交配種のガーデンハイブリッドで、ヘレボレス・ヒブリドゥスと呼ばれる、無茎種の原種を交配させて生まれたグループです。

以前はオリエンタリスと呼ばれていましたが、誤解を招くということから「ガーデンハイブリッド」と名称がつきました。英国のアシユウドナーセリーで作出した交配種に、「アシユウドガーデンハイブリッド」という品種名がつけられていることに由来しています。

ガーデンハイブリッドは原種に有茎種や無茎種をかけ合わせたり、また原種の有茎種と有茎種や原種の無茎種と無茎種をかけ合わせてできたりで、一つとして同じ花はありません。

それがクリスマスローズの魅力でもあるわけですから、世界にひとつだけのクリスマスローズを自分で見つけたり作ることだってできるといえますね。

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