4月のクリスマスローズの手入れと管理

庭に咲くニゲル クリスマスローズ12ヶ月栽培ナビ

この頃には、クリスマスローズも盛りが過ぎて日増しに庭も寂しくなってきますね。

中には4月中旬頃までは咲いてる花もありますが、盛りは終わっています。

多くの雄しべが落ちて子房が膨らみ、
花弁が色あせてきますが、この色もなかなか趣があって私は好きです。

4月下旬になると、子房がさらに大きく膨らみ、新葉が旺盛に展開し始めます。

回復力が高いこの季節は様々な作業の適期でもあります。

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4月の作業

株元の整理

2月の作業と同じです

子房とり

3月の作業と同じです。4月中旬頃までに終わらせます。

開花株の植え替え

2月のやり方と同じですが、4月は気温が上がり、降水量も増えるので
根鉢の肩と下部の3分の1程度を軽くくずすほどにします。

庭への植え替えはせず、鉢に植え替えておいて10月に庭に植えつけるようにしましょう。

こぼれ種の移植

庭植え株のこぼれ種から芽を出した苗を移植します。
手順は3月の「発芽苗の移植」を参考にします。
※こちらは中級・上級者向けの作業です

 

袋かけ

4月中旬から下旬にかけて、タネを取る場合は花全体を茶こし袋で包みます。
※こちらは中級・上級者向けの作業です

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4月の管理 鉢植え

置き場

新葉が茂って展開してくるため、風通しが悪くなりがちになります。
西日の当たらない場所で管理します。

水やり

新葉が旺盛に展開するため、用土が乾きやすくなります。
晴れた日の午前中に、鉢底からあふれるように、たっぷりと水をやります

葉の上からかけるのでなく、葉をかきわけて用土に直接水を与えます。

肥料

リン酸分の多い液体肥料(N-P-K=5-10-5)などを10日に1回、規定倍率で水代わりにやります。

おススメはハイポネックスという液体肥料。

さらに4月上旬にリン酸分の多い暖効性化成肥料(N-P-K=8-12-10)などを置き肥として施します。
※3月上旬に施してる場合は不要

肥効期間が2ヶ月程度の肥料を選び5月下旬には効き目がなくなるようにします。

暖効性化成肥料プロミックは2ケ月ほど効果が続きます。

病害虫の防除

クリスマスローズは丈夫な植物なので、良い環境で育てれば病気が出にくいのですが、
悪い環境の元、抵抗力がなくなった場合、まれに病気にかかる場合があります。

特に梅雨や夏の高温多湿の時期、秋の長雨の時期など特定の期間に発生することがあります。
 

灰色カビ病・うどんこ病・べと病

 柔らかい新葉に発生する。見つけ次第患部を切り取り殺菌剤を散布します。

ブラックデス・モザイク病

 新葉や花弁に発生する。見つけ次第、鉢ごと処分します。

アブラムシ・ハダニ

 4月下旬頃発生する。見つけ次第、即効性のある液状の殺虫剤を散布します。

アオムシ、ハナグリバエの幼虫

4月下旬頃に発生する。4月中頃浸透移行性殺虫剤を散布して防除。見つけ次第捕殺します。

詳しくはクリスマスローズの病気と害虫を参考に。

4月の管理 庭植え

水やり

要りません。

肥料

4月上旬にリン酸分の多い暖効性化成肥料(N-P-K=8-12-10)などを株の周囲に置き肥として施します。

置き肥として2ケ月効力があるプロミック

苗の管理

5号未満の苗

西日の当たらない風通しの良い日向で管理します。リン酸分の多い液体肥料(N-P-K=5-10-5)などを10日に1回施し、また、リン酸分の多い暖効性化成肥料(N-P-K=8-12-10)などを4月上旬に施します。

液体肥料のハイポネックス

暖効性化成肥料のプロミック

3月に3号ポットに移植した発芽苗は「5号未満の苗」として管理し、乾燥に弱いため水切れさせないように注意します。リン酸分の多い液体肥料(N-P-K=5-10-5)などを10日に1回 規定倍率で施します。

まとめ

思う存分、きれいな花姿を楽しんだ後は、
これからのために十分ケアしてあげることが大切です。

花柄をいつまでもつけたままにしておくと
新芽の上がりが遅くなるので4月中には切るようにします。

※花柄(かへい)とは花が付いてる茎のこと。

これから一年の中で最も根が活発に成長していきますので、
植えつけ、植え替え、株分けなどの作業にはピッタリの時期になってきます。

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