クリスマスローズは花が少なくなる冬~早春にかけて咲く花なので、冬場の殺風景なお庭を彩ってくれる頼もしい花です。
クリスマスローズは、丈夫で育てやすい植物ですが、美しく保つにはいくつかのコツがあるといわれています。
クリスマスローズを鉢植えで
私はクリスマスローズの花が自然の林の風景に溶け込んで咲いてる写真を見て、なんとナチュラルで美しい花なんだろうって感動しました。
そして、我が家にはお花をたくさん植えられるような広い庭はありませんが、そんな私でもクリスマスローズが鉢植えで育てられることを知りました。
クリスマスローズは、とても育てやすい植物なので地植えはもちろん鉢植えでも栽培できるんですね。
ただ、日本のような高温多湿の夏の暑さには弱い植物なので、夏の暑い時期になると、木陰や涼しい場所に移動したりして夏越させてやる必要があります。
その点、鉢で育てると簡単に場所の移動ができるというメリットがありますね。
クリスマスローズの12ヶ月栽培ナビ
1月・2月・3月【開花期】
クリスマスローズを最も楽しめる開花の季節です。
前年の春に購入したクリスマスローズも1月入った頃には蕾も大きくなり、花茎も知らないうちに伸びてきて待ちに待ったクリスマスローズ開花の季節です。
園芸店やホームセンターなどでは、開花株が店頭にズラリと並び、好みの苗を購入しやすい時期になります。
4月・5月・6月【成長期】
この時期の作業は、次年度の花姿が左右される大切な時期になりますから、思いっきり花姿を楽しんだあとは、株への負担を減らし復活を早めさせる作業をしていきます。
花柄をいつまでも付けておくと、新芽の上がりが遅くなるので4月中には切るようにします。
※花柄(かへい)とは花が付いてる茎のこと。
また、1年の中で最も根が活発に成長する時期なので、この時期に、植え付け、植え替え、株分けなど、株の状態を見極めて必要な作業を行っていきます。
●花へい(花が付いてる茎)を1~2cm残して切る
鉢の縁と水平になるくらい、約1~2cm残して切ります。
●秋に切り損ねた古葉も切る
12月に古葉を切りそこなってる場合はこの時期に併せて切っておく。
ただしみずみずしい新葉はきらないように。
●鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水をやる(地植えは水やりは不要)
●固形肥料で追肥する
植え替えをしない場合は、固形肥料で追肥をしておく。
↓ 成長期の追肥に
7月・8月【安定期】
クリスマスローズは夏の暑さは苦手なので、直射日光が直接当たらないように注意が必要です。
約50%の遮光が理想とされていますが、梅雨が明ける7月中旬頃までは株をしっかり日に当てて光合成させましょう。
また高温多湿なため、蒸れて根腐れを起こさないよう、地面に直接置くと風が抜けず照り返しで蒸れてしまうことがあるので、鉢の下に台を置いて高くしてあげるなりして風通しのよい環境で管理します。
●梅雨明けまではよく日にあてておく
●安定期は直射日光が当たらない半日蔭で管理する
●気温が高いと葉からの蒸散や表土からの蒸発が多くなるので水切れに注意する
●水やりは、土の表面が乾いたら日中を避け、朝か夕にたっぷりと水やりを。乾きが激しいなら朝と夕にも行います。
地植えの場合も、葉が萎れてきたら水やりを行います。
夏の暑い季節、クリスマスローズは安定期に入るため、作業もそれほどありませんが、水やりや置き場所の管理に気をつけて作業するといいですね。
9月・10月・11月・12月【充実期】
クリスマスローズは9月頃に根や葉がさかんに活動しはじめるので、このタイミングで追肥を行い株の成長を促してあげます。
12月に入ると、ハイブリッドなどの無茎種は、開花期に向けて準備を行います。古くなった葉を切り、花芽のあがりをよくするために、古葉をカットします。
もし4月の段階で植え付けや植え替えをしてない場合は、9~10月に作業を行うといいでしょう。
●活動開始の9月に追肥をする
リン酸(P)成分の多い肥料を使う
↓ 充実期の追肥に
●花を充実させるように12月に追肥をする
葉切りの約1週間前に開花促進のための置き肥をする。これに液肥を2~3回施すとさらに効果的。
↓ 充実期の液肥に
●古葉切り
12月初旬頃に古くなった葉を切ります。
葉がきれいな状態であったり、 冬に葉を鑑賞したい場合はそのままでもOKです
まとめ
クリスマスローズは、じつわとても育てやすい植物です。
私にすれば、クリスマスローズは、ホッタラカシでも育つという感じですね。
夏の暑さには弱いので、木陰や涼しい場所に移動したりすればいいだけです。なので、鉢で育てると簡単に場所の移動ができますね。
我が家は玄関前の小さなスペースに地植えで植えてるのもありますが、西日が当たらないように、木蔭になるように植えています。
夏場の水切れと、暑さ対策だけしてれば、勝手に大きくなって、毎年花を咲かせてくれます。
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